ジャーナル

業務を支えるAirtableをいつ置き換えるべきか(そしていつ置き換えないべきか)

Airtableが壊れたのではなく、ツールの限界を超えただけです。移す価値のある2つのワークフローの見分け方と、そのまま残す部分を整理します。

nour k.growth marketing1 分で読了

業務用Airtableの置き換え. ワークフローをAirtableから移すのは、そのベースがチームの使う道具ではなく、チームが格闘する相手のデータベースになったときです。目安は年数ではありません。誰かがベースではできないレポートを作るためにスプレッドシートへエクスポートした日や、オートメーションが静かに失敗して1週間誰も気づかなかった日がそれにあたります。置き換えるとは、Airtableがまだ得意な部分はそのまま残し、限界を超えた部分だけを作り直すことです。

ベースはあります。運用の実際の一部を支えています。ただ、1年前にはなかった3つのことが起きています。読み込みが遅い。ひとつのビューしか開かない人のために席を払っている。そして毎月、本当に必要なレポートがAirtable内にないため、誰かがデータをスプレッドシートに書き出している。ベースが壊れたのではありません。ツールの限界を超えたのです。

#Airtableから移行すべきタイミングはどうすればわかるか

レコード数で決まるものではありません。私たちは代わりに4つのシグナルを見ています。実務を進めるためにデータがベースの外へ出ていく頻度、有料シートのうち閲覧専用の割合、直近四半期に静かに失敗したオートメーションの数、そして新入社員が数字を信頼できるようになるまでの時間です。この4つのうち3つが悪い方向に動いているなら、ベースはもはやツールではなくボトルネックになっています。

Airtableを置き換えるべきか、それとも今もふさわしいツールか

少人数が構造化されたレコードを編集し、レポーティングがビューの範囲に収まっているうちはAirtableが適したツールです。データが実用のために日常的に外へ出ていく、閲覧専用のユーザーがシート料金を押し上げる、あるいはオートメーションが誰にも気づかれず失敗する——そうなると、それはふさわしくないツールになります。正直な判定基準は、実際の作業がどこで行われているかです。それがエクスポート先や横に置かれたスプレッドシートで行われているなら、そのベースはアプリの衣装をまとったデータベースにすぎません。そこが、もう抱えきれなくなったワークフローを移すべきタイミングです。

実際に置き換えるとどうなるのか

例として、ベンダー予約用のベースが、リンクされた9つのテーブルと30のオートメーションに膨らみ、その半分が壊れている、従業員40名のイベント運営チームを想定します。すべてを作り直すのが正解ではありません。スプレッドシートに漏れ出している2つのワークフロー、つまりベンダー承認と週次のキャパシティレポートを、本格的な入力検証と自動で動くレポートを備えた小さな社内アプリに移します。残りは、まだ機能しているAirtableに置いたままにします。閲覧専用の人がベースの席ではなくダッシュボードを見るようになるため、席の費用も下がりえます。これは仮想のチームであり、顧客の成果ではありません。

結局これは、カスタムソフトウェアとして作り直しているだけではないか

We are

私たちはベースの限界を超えた1つか2つのワークフローだけを見極め、それだけをAirtableでは得られなかったバリデーションとレポーティングを備えた小さな社内アプリとして作り直します。残りのベースはそのまま残します。

We aren't

私たちは、動いているベースを白紙に置き換える長期のカスタムソフト作り直しでも、すでに限界に達した同じデータモデルを着せ替えるだけのノーコードツールでもありません。

高くつく間違いは、「Airtableでは足りなくなった」を「すべて作り直す必要がある」と読むことです。ベースの大部分は問題ありません。被害を出しているのは1つか2つのワークフローで、スプレッドシートに漏れ出すものと、オートメーションが失敗するものです。そこを作り直し、残りは残せば、プロジェクトは小さく済みます。AIがここで計算を変えます。以前は開発チーム全体が必要だった範囲を絞った社内ツールのコードが、今ははるかに小さな作業になったからです。

何を移し、何を残すか

  • 残す: 少人数が手で編集する構造化レコードで、Airtableのビューがそのままレポートになっているもの。これこそAirtableの本来の役割です。
  • 移す: 実用のために定期的にスプレッドシートへエクスポートしているワークフロー。そのエクスポート自体が、ベースでは仕事をこなせないというシグナルです。
  • 移す: 毎週手作業で組み直しているレポート。小さなアプリがスケジュールに沿って自動で動かせば、誰も同じピボットを作り直さずに済みます。
  • 移す:閲覧専用のアクセスがフル席として課金されている場合。閲覧用ダッシュボードなら、人ごとにベースの席を持たせずに、必要なものだけを見せられます。

問いはAirtableを使うか使わないかではありません。どの2つのワークフローが毎週何時間も静かにコストを生んでいて、その2つが本格的に作る価値があるかです。たいていはあり、ベースの残りは問題ありません。

— nour k.、stennirグロースマーケティング

この範囲決めが、StennirのAIコンサルティングの仕事です。Airtableから移す価値のある1つか2つのワークフローを見つけ、ベースでは持てない入力検証とレポートを備えて作り直し、まだ機能しているものはそのまま残します。ベースがスプレッドシートへ漏れ始めているなら、30分のディスカバリー通話を予約して、持参してください。どの部分を残し、どの2つが本格的に作る価値があるかをお伝えします。

最も時間がかかっている仕事を教えてください。

30分。事前準備は不要です。AIが役立つかどうか、どこから始めるべきかを率直にお伝えします。