ジャーナル

AIコンサルティングの危険信号:依頼する前に確認すること

AIコンサルティングの主な危険信号は、担当者の名前が出ない、データを見る前に成果を約束する、ホスティングの答えがない、止める手段がない、の四つです。それぞれ書面で確認してください。

elie nahasco-founder & cto1 分で読了

AIコンサルティングで最も分かりやすい危険信号は、御社のプロセスやデータを見る前に成果を約束する会社です。それに続くのが、担当者の名前が出ないこと、データがどこで処理されるかに答えがないこと、実際には人がしている仕事をAIがしていると説明すること、そして取引をやめたときの計画がないことです。どれも契約前に書面で確認できます。

要点

  • 現状把握の前に約束された成果は、計画ではなく営業トークです。
  • 作業する人の名前を挙げられない会社なら、会ったことのない誰かが担当すると考えてください。
  • 何が自動化され、何を人がするのかを聞いてください。あいまいな答えこそが警告です。
  • ホスティングの答えがないなら、御社のデータのルールをまだ誰も考えていないということです。
  • 取引をやめても、アカウント、データ、停止スイッチは御社の手元に残るべきです。

#なぜAI会社を選ぶのに危険信号のリストが必要なのですか

AIとして売られているものの多くが、看板を掛け替えただけだからです。Gartnerは、ベンダーがチャットボット、RPA、アシスタントをエージェント型AIと言い換える「エージェント・ウォッシング」について説明し、エージェント型AIをうたう数千のベンダーのうち、本物は約130社にすぎないと推定しました(Gartner、2025年6月)。同じ発表の中で、Gartnerはエージェント型AIプロジェクトの40%超が2027年末までに中止されると予測しています。

そうしたプロジェクトを売る会社が、すべて悪意を持っているわけではありません。多くは、単にツールから始めて、それを置く場所を探しているだけです。以下の確認項目は、そのどちらも見抜けます。

最初の打ち合わせで見える危険信号は何ですか

  • 最初から成果を約束する。 誰もプロセスを整理していないのに、削減率が示される。
  • 名前が出ない。 ヒアリングや構築を担当する人ではなく、「当社のチーム」としか言わない。
  • ツールから入る。 御社の業務フローではなく、モデルやプラットフォームやデモから話が始まる。
  • ホスティングの答えがない。 データがどこで処理・保管されるかを聞くと、言葉を濁す。
  • 人による確認がない。 出力を御社側の誰が承認すべきかを、誰も聞かない。

提案書で見える危険信号は何ですか

提案書に、御社が何を受け取ると書かれているかを読んでください。ワークショップ、ヒアリング、ロードマップといった活動は並んでいても、行動に移せる成果物がなければ、その仕事は提言で終わります。顧客名を伏せた成果物のサンプルを求めてください。

次に、終了時の条件を読んでください。AIが動くアカウントは誰のものですか。仕事が終わった後、データはどこにありますか。御社のチームは、その会社に連絡せずに止められますか。これらの答えがなければ、御社は何かを買っているのではなく、借りているのです。

良い回答とはどのようなものですか

良い回答は、具体的で確認できます。「診断の結果、優先順位付きの業務フローを五つ、それぞれ削減できるコストと測り方を付けてお渡しし、ホスティングのリージョンを明記した推奨構築案を一つ添えます」は確認できます。「AIで価値を引き出すお手伝いをします」は確認できません。人による監督も明記されているべきです。NIST AIリスクマネジメントフレームワーク(2023年1月)は、AIの出力に対する明確な説明責任を、リスク管理の一部として扱っています。

We are

Stennirは、何が自動化され、何を人が承認するかを明示し、作業する人の名前を挙げ、ホスティングの判断を契約範囲に書き込みます。

We aren't

Stennirは、プロセスを整理する前に削減額を約束することはなく、人がしている仕事を自動化されていると説明することもありません。

発注する側は次に何をすればよいですか

上のリストを書面の質問にして、検討しているすべての会社に送ってください。比べるのはプレゼンではなく回答です。さらに詳しい質問のリストはAIコンサルティング会社の選び方にあります。Stennir自身の答えは、AIコンサルティングと進め方でご確認いただくか、30分の通話を予約してください。同じ確認はどの部門にも当てはまります。最初の業務フローの多くがどこにあるかは、オペレーション向けのAIで紹介しています。

よくある質問

公開されている事例が少ないAI会社は、危険信号ですか。

それだけでは危険信号ではありません。AIの仕事の多くは秘密保持契約の下にあり、新しい会社は公表できる事例が少ないものです。危険信号は、成果物を説明できない、担当者の名前を挙げられない、顧客名を伏せたサンプルを見せられない会社です。ロゴの代わりにそれらを求め、回答の具体性で判断してください。

AIを使わないよう勧める会社は、危険信号ですか。

いいえ、良い兆候です。プロセスによっては、より明確なルール、フォーム、簡単なシステム連携で直したほうがよいものもあります。いつもAIだけを勧める会社は、AIを売っています。ときに「これは違います」と言う会社は、御社のプロセスを見ています。Stennirの診断でも、答えが単純な改善になる業務フローが挙がることがあります。

AIが何をするかという主張は、どう確認すればよいですか。

構築した人に同席してもらい、御社自身の入力データの実例で動かして見せてもらってください。どの手順が自動化され、どの手順を人が行うのか、誤りはどう見つけるのかを聞いてください。デモが準備されたデータでしか動かないなら、御社のデータで動くまで、その主張は証明されていないものとして扱ってください。

Stennirと仕事をする場合、私たちのデータはどこに置かれますか。

御社のルールが求める場所です。ホスティングの判断は、何かを構築する前に契約範囲に書き込みます。どの国か、どのクラウドか、そこでどのモデルを動かせるか、です。アカウントは御社の名義で、停止スイッチは御社のチームが持ちます。StennirはUAEとサウジアラビアのオペレーションチームと仕事をしているため、これは最初に必ず確認する質問です。

最も時間がかかっている仕事を教えてください。

30分。事前準備は不要です。AIが役立つかどうか、どこから始めるべきかを率直にお伝えします。