作業がどの会社にも共通していて、ツールがチームの今の働き方に合い、そのデータの扱いが御社のルールを満たすなら、AIのSaaSツールを買ってください。仕事が御社独自のシステムをまたぐ、承認と記録が必要、アラビア語の文書を読む、特定のリージョンでホスティングしなければならない、という場合は、自社で持つ独自の業務フローを構築してください。ほとんどの企業は、最終的に両方を行います。
要点
- 議事録、文章作成の支援、標準的なヘルプデスクのような汎用的な作業では、買うのが妥当な基本です。
- 業務フローが御社のオペレーションの回し方に固有で、複数のシステムに触れるなら、構築が見合います。
- システムを自社で持つとは、コード、アカウント、データ、プロンプト、テストセットが御社の名義で、停止スイッチも御社にあるということです。
- 借りるということは、後で何を変えられるかを、ベンダーのロードマップとデータの条件が決めるということです。
- 機能する最も単純な選択肢から始め、ツールではできない部分だけを構築してください。
#AIのSaaSツールを買うべきなのは、どんなときですか
問題がどの会社でも同じときです。文字起こし、文章作成の支援、Zendeskのようなヘルプデスクに入っている標準的なチケット対応アシスタント、あるいはすでにCRMに入っているAI機能などです。ベンダーはこれらの構築と保守の手間を何千もの顧客で分け合い、一社ではできない速さで改善していきます。
すぐに何かを動かす必要があり、扱うデータが機密性の高いものではなく、ツールのために仕事の進め方を変える必要がない場合も、買うのが合っています。ベンダーのデータに関する条件、処理が行われる場所、解約したときにデータを書き出せるかを確認してください。
独自の業務フローのほうが理にかなうのは、どんなときですか
- 仕事がシステムをまたぐ。メールが届き、文書を読み、ERPの記録を確認し、誰かが承認し、返信が送られる。
- 出力を人が承認し、すべての操作を監査のために記録する必要がある。
- 入力がアラビア語または二言語である。スキャンした請求書、契約書、湾岸方言の顧客メッセージなど。
- ホスティングのルールで特定のリージョンでの処理が求められ、SaaSツールがそれに対応していない可能性がある。
- その業務フローが競争力の一部であり、汎用版ではその強みが失われてしまう。
よくあるのは、オペレーションのツールが手に負えなくなるケースです。これについてはオペレーションを回しているAirtableを置き換えるべきときと、説明のためのRetoolを自社で持つツールに置き換えた実例で取り上げています。
#AIシステムとデータを自社で持つとは、実際にはどういう意味ですか
システムを借りるのではなく自社で持ちたいと言う発注者は、たいてい五つのことを意味しています。コードが自社のリポジトリにあること。モデルとクラウドのアカウントが自社の名義であること。ログや業務フローの検証に使う例を含め、データが自社の環境にとどまること。プロンプトとルールが文書化されていること。そして、停止スイッチを自社で持つことです。
自社で持つというのは、自社のモデルを学習させるという意味ではありません。独自の業務フローは通常、御社自身のアカウントを通じて商用モデルを呼び出すため、業務フローを作り直さずに後でモデルを変えることができます。
#なぜ、買っても作っても、これほど多くのAIの取り組みが失敗するのですか
買うことも作ることも、不明確なプロセスを直してはくれないからです。Gartnerは、データ品質の低さ、弱いリスク管理、不明確な事業価値を理由に、2025年末までに生成AIプロジェクトの30%が概念実証の後に中止されると予測していました(Gartner、2024年7月)。MIT NANDAの調査に関する報道では、組織の95%が生成AIから事業上のリターンを得られていないとされています(MIT NANDAの報告書に関するVirtualization Reviewの記事、2025年8月)。
Anthropicの構築者向けのガイドも、エンジニアリングの側から同じことを述べています。最も単純な方法から始め、必要なときにだけ複雑さを加える、ということです(Anthropic、2024年12月)。最も単純な方法が、買えるツールであることもあります。
We are
Stennirは、御社が自社で持つ独自の業務フローを、アラビア語と英語で、御社のルールが求める場所にホスティングして構築します。買えるツールで足りる場合は、そうお伝えします。
We aren't
StennirはSaaSツールを再販することはなく、既存のツールがすでに合っているところに独自のプラットフォームを構築することもありません。
オペレーション責任者は次に何をすればよいですか
AIに手伝ってほしい業務フローを一覧にし、それぞれに「一般的な作業」か「自社固有」かの印を付けてください。前者は買い、後者は検証します。StennirのAI導入の進め方とオペレーション向けのAIをご覧ください。一覧を整理するには、無料の準備度診断を受けるか、30分の通話を予約してください。
よくある質問
SaaSツールから始めて、後で構築することはできますか。
はい。多くの場合、それが賢明です。ツールを使って、その仕事に実際に何が必要かを学んでください。データは書き出せる状態に保ち、ツールが足りない点を記録しておきます。必要になれば、それらの不足点が独自の業務フローの範囲になり、学んだことは何一つ無駄になりません。
Stennirと構築した場合、こちらには何が残りますか。
業務フローを動かすものすべてです。御社のリポジトリにあるコード、御社名義のモデルとクラウドのアカウント、データとログ、文書化されたプロンプト、テストセット、そして停止スイッチです。Stennirとの取引をやめても、書面の手順書があるので、別のチームが引き継げます。
独自の業務フローはアラビア語に対応していますか。
はい。Stennirはアラビア語と英語で構築し、アラビア語の請求書や契約書など御社自身の文書と、湾岸方言のメッセージで検証します。綿密な監督なしに何かを動かす前に、人のレビュアーとともに御社の実際の入力で精度を測ります。
独自の構築では、データはどこに置かれますか。
御社のルールが求める場所です。ホスティングのリージョンは構築を始める前に決め、データがどこに保存されるかだけでなく、モデルがどこでデータを処理するかも確認します。SaaSツールの場合も、ベンダーに同じ二つの質問をして、回答を書面で受け取ってください。
